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やっぱりたくさん書くことが大事

書道教室では、自分で自分の課題に取り組むことになりますが、どんどん筆を動かしてほしいというのが一番の願いです。

筆を動かすことで気がつくことこそ、尊いものだと思います。

最近思うのは「うまい」「へた」はある意味どうでもいいのかもしれないということです。うまいへたを意識せずに、筆を動かしていきましょう。

うまくなりたいという気持ちはよくわかりますが、上手くなるという意味が本当の意味で理解できるのはまだまだ先のことなのかもしれません。まずはいろいろ知って、行動に移し、朧気でもいいので全体が見えてきたところで、自分の目標のような、理想のようなものが少しづつ見えてくるのです。みんながしているからついていくというのは、ある意味安全かもしれませんが、自分本来の姿とは全く違うところに行ってしまう可能性があります。本当の自分に出会うということは、本当の自分を大切にするということです。それに気がつくまでは、ひたすら古典に忠実に、臨書を繰り返していきたいものです。

たくさん書いて、書くのが楽しい。

こういう気持ちが一番大事ですので、もしかすると、そういう気持ちがあった時がみんなにもあると思います。その時のことを思い出してみるのもいいのではないでしょうか。

皆さんが新しい自分に出会えることを心から願っています。

この記事の著者

荒金 治

1974年3月18日生まれ。父である書家荒金大琳に師事。大分県別府市出身。別府大学を卒業後、中国北京に留学する。北京語言学院で中国語を学び、北京大学での本科(学部)・修士課程を経て、北京師範大学で博士号を取得。これまでに、別府大学、別府市立別府商業高等学校、北京語言大学で教鞭をとった経験があります。書道について思考してきたことを、言葉にしていきたいです。

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