展覧会の出品について考えていること
展覧会、僕は大好きです。展覧会に行って、一番好きなのは自分の字です。もちろんみんなの字を見るのも好きです。
展覧会はたくさんあります。僕の考える理想は、臨書をたくさんして、展覧会で、今の自分、よく言えば成長した自分を自分で見ることです。だから、次の展覧会までに臨書で何もつかんでいなかったり、何も前進していないと思っていたら展覧会は面白くないかもしれません。だから、僕は展覧会を楽しむためには、地道な臨書をしっかりしていけばいいと思うのです。
展覧会、みなさん、この世で初めての展覧会というのを想像してみてください。現実とは違うかもしれませんが、おそらく、こういうことです。各地に書道をしている人がいて、いろんな人が集まって展覧会をしようとなったのだと思います。(あくまでも想像ですが)
何十年も臨書を続けて、自分の作品制作に取り組んできた人たちが、一斉に集まり、展覧会をします。お互いの作品を見て、交流を深めます。とても有意義な場になるでしょう。そこには、一人ひとりが年月をかけて作り上げてきたものがあるからです。そういった展覧会は、すごいと思います。そのような感覚を味わえるように、続けていきたいです。
でも今は、展覧会がたくさんあって、あっという間に一年たって、という状況になりやすいです。もちろん全部参加したいですが、本当に大丈夫ですか?
僕の場合は、臨書の方が大事だと思っているので、本心は展覧会のギリギリまで、臨書をしていたいです。創作の時間よりも、臨書の時間の方が、僕にとっては大事なので。それでも展覧会に出品する理由は、やっぱり、楽しいからです。
でも実際は、今は、なかなか時間がとれていないと思うこともあるので、これから時間についても工夫していきたいなと思っているところです。展覧会がもっと楽しい場になるように、頑張って臨書していきましょう。(自分のペースで進めていきましょう。)